四ッ谷酒造の焼酎造りは、代々受け継がれてきた技を守りながら、
新しい味わいを生み出すという創意にあふれています。
麹(こうじ)原料である米または麦を洗い、一定時間(気温・水温により変化)浸漬(しんせき)して水切り後に蒸しを行う。
蒸米または蒸麦を冷却してから麹菌(白麹菌または黒麹菌)の胞子を散布してよく混ぜ合わせ、約40時間かけて製麹する。
麹に水と焼酎酵母を加えて、櫂棒等でよく攪拌し、25度~30度の醪(もろみ)温度で約5日間かけて酵母の増殖を図る。
一次醪(酒母)に主原料(原料処理済)と水を加えて櫂棒でよく攪拌し、25度~30度の温度で約15日間かけて発酵させる。(主原料の種類により二次醪日数が異なる。)また、主原料の種類によって焼酎の種類が決まる。(麦焼酎・いも焼酎・米焼酎など)
二次醪を単式蒸留機に移し、加熱して蒸留する。蒸留機の特性や蒸留操作により酒質がかなり左右される。また、単式蒸留機は、主に常圧蒸留法と減圧蒸留法に区分される。
蒸留直後の原酒には、油性成分などを多く含んでいるので、焼を冷却し、焼酎に含まれる油分を凝固させすくい取り、その後、濾過を行い不溶物を取り除く。
原酒をタンク(ホーロー製またはステンレス製)または樽などに入れて貯蔵することにより、焼酎を熟成させる。
焼酎の原酒を加水し、アルコール度数を調整する。
仕上げ濾過をし、瓶詰・ラベルを貼る。